おしえて!ドクター健康耳寄り相談室

第1回 1月4日放送分
県民と医療機関との架け橋
 
宮崎県医師会 副会長 大坪 睦郎

 

 毎週土曜日の午前11時20分より、MRT宮崎放送(ラジオ)で宮崎県医師会が県民の皆様へ医療と健康に関する情報を提供する事になりました。

 まず初めに宮崎県医師会はどういう組織で何をしているかという事から説明いたします。医師会の組織はまず郡市医師会があり、それをまとめる形で県医師会があります。さらに47都道府県医師会の上部組織として日本医師会があります。医師会員は郡市医師会、県医師会、日本医師会に同時に加入しています。宮崎県医師会は10の郡市医師会から成り、会員1600名余りの集団です。このうち半分は開業医、残り半分は勤務医となっています。

 医師会活動には1.地域医療への貢献 2.会員への生涯教育 3.会員に対する福祉対策 の3つの大きな柱があります。この中で県医師会は地域医療の充実のために県民と医療機関との架け橋となり活動する事が求められています。そのための具体的活動として次の4点があります。

1.医療安全への取り組み

   県民の皆様が安心して医療をうけられるための取り組みです。県医師会には医療に関する苦情相談窓口を設置しています。

2.県民への健康教育

   県民健康セミナーなどで種々のテーマを取り上げ県民の皆様に分かり易く解説しています。

3.ひむか救急ネットのたちあげ

   これは宮崎県広域災害・救急医療情報システムです。

4.公衆衛生活動

   この中の大きな活動として県医師会内に感染症危機管理対策室を設置し、重大な感染症が発生した際に県民の皆様並びに医師会員に対して情報提供を行っています。

私たちは「県医師会の使命は県民の皆様の生命・健康を守ることにある」と認識しており、今後も引き続き活発に活動していきたいと考えていますのでよろしくお願いいたします。