平成18年10月号
〔表紙写真〕 国見ヶ丘の秋景 「秋冷の候,お変わりございませんか」と手紙の書き出しに使われるのはこんな風景ではないでしょうか。朝の光に輝くススキの穂はまさに秋の風物詩といえましょう。この頃は高千穂盆地にはよく霧がたちこめます。稲の刈り入れや刈り干し作業で農地の人々にとっては一番忙しいシーズンです。そんな忙しい仕事が片付けば,いよいよ「高千穂の夜神楽」の幕開けです。清く澄んだ朝の空気感と美しい朝の光を瞬間のツァイスレンズは見事に捉えてくれました。 高千穂町 田崎 力