令和8年3月号



〔表紙作品:油絵〕月と蝶
 春近し。朝(あした)にはうららかな陽気に誘われ舞い立つ蝶も、夕間暮にはたゆたうて月影に召される。速見御舟の「炎舞」(真っ赤にゆらぐ炎に向かって群れ飛ぶ蛾)と見紛う。
 何故今もって「一銭にもならん」心象画を描くのか。ネオテニー的性格(幼形成熟)が災いしているのかも。「七重八重 花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき」が言い得て妙か。ハイ。
     延岡市 長沼 弘三郎