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便秘について

2017年2月 3日

自然な腸の動きを活発に バナナ型をスッキリと!

 産婦人科外来に来られる方には便秘の方が少なくありません。お通じが毎日出ていれば便秘ではない、と思っていませんか?便が硬い、力まないと便が出ない、便が残っている感じがする、便がたまっているために腹痛がある、という方は便秘である可能性が高いのです。毎日ではなくてもバナナ型の便がすっきり出る、ということが大切なのです。

便秘の治療薬である下剤は大きく分けて2種類あります。一つは大腸の蠕動(ぜんどう)運動を亢進(こうしん)させてたまった便の排出を促す刺激性下剤、もう一つは大腸での水分吸収を抑制して便を軟らかくする緩下剤(塩類下剤)です。刺激性下剤は即効性がありますが、腹痛を伴うことがあります。一方の緩下剤は効果が表れるのにやや時間がかかりますが、自分に合った量を続けることで効果を持続させることができます。しかし、下剤はあくまでも対症療法でしかありません。食事や運動、おなかのマッサージなどで自然な腸の動きを活発にすることが大切です。

 

お腹に良い食材で腸内細菌を良好な状態に

 食事療法としては、

①腸内の善玉菌の代表であるビフィズス菌の作用を助ける乳酸菌を取る

②ビフィズス菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖を取る

この2つがメーンとなります。乳酸菌を含む食材は発酵食品と呼ばれ、ヨーグルト、乳酸菌飲料、チーズ、ぬか漬け、納豆、みそ、塩こうじなどがあります。食物繊維を多く含む食品には根菜類、キノコ類、海草類、ネバネバ食品(山芋、納豆、オクラなど)があり、オリゴ糖を多く含む食品には蜂蜜、バナナ、大豆、タマネギなどがあります。オリゴ糖はシロップの製品も売られていますが、人によって適量が異なるため、自分に合った量を見つけることが必要です。腸の動きは夜間に活発となるため乳酸菌は夕食で取るのが有効とされ、食物繊維やオリゴ糖は毎食取るのが有効とされています。

 腸内細菌の乱れは便秘だけでなく下痢を起こすことも知られていますが、肌荒れの原因となったり、大腸がんや乳がんなど多くの疾患のリスクを上げたりすることが分かってきています。便秘を解消して腸内細菌を良好な状態に保つことは健康を保つ第一歩でもあるのです。

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