西都市 医師アンケート調査



西都市保健・医療情報ネットワーク基本計画策定委員会では、平成9年1月に 西都市内で開業又は勤務している医師会会員で、その時点で診療に当たっている36名にアンケートを配布し、33名(92%)より回答を得た。


結果概要

現時点でのコンピューターの使用については、レセコンを使っている方が7割ほどいる他は使用頻度は低い。しかし、患者データ管理におけるコンピューターの有用性については多くの方が肯定的に捉えている。
検診データのコンピューター処理については、6割の方がデータ入力をすると回答し、更に8割の方が過去のデータを利用したいとしている。
日常診療における患者データーについては、他医療機関のデータを利用するという方が79%、自院のデータを他医療機関から参照されても良いという方が97%であった。
宮医大、県病院などの3次医療機関とのネットワークの利用希望も75%ある。

現在のところ、入力の面倒さや、とっつきにくさから患者データ管理におけるコンピューターの使用頻度は低いが、医療データの相互利用へのニーズは予想以上に高かった。
今回のICカード利用のネットワーク構築に当たっては、「過去の患者データ利用に対する医師のニーズの大きさと、自院の患者データの他への公開への許容の大きさの程度」が一つの大きなハードルになると考えられたが、今回のアンケート調査結果をみるかぎり、このようなシステムの必要性をあらためて印象づけられた。
みなさんの協力のもと、医師・患者双方がメリットを受けるシステム構築を進めていきたいと考える。






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