西都市の概況


西都市は、宮崎県のほぼ中央に位置し、山地が多く北西に広大な九州山系を抱き、高台丘陵の間を一ツ瀬川が流れている。一ツ瀬水系には、景勝を誇る一ツ瀬ダム、米良渓谷、杉安を有し、「風土記の丘」に指定された西都原古墳群を含めて県立公園に指定されている。

西都市は、古代より「西都原」を中心に華やかな文化が栄えたところであり、古代史研究に最も重要な地位を占めている。縄文時代の石器などが発見された西都原をはじめ、弥生時代の遺跡が市内各所に見られ、日本最大の古墳群が築造された古墳時代、さらに奈良時代においては、日向国府および国分寺が置かれるなど政治文化の中心地であったことが物語っている。

現在、この広大な古墳群の史跡を保存しながらの公園化を計画している。