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医会について

ご挨拶

 令和4年4月から会長を務めております川越靖之です。

 現在、宮崎県は多くの課題を抱えています。少子化の急速な進行に加え、梅毒が全国に蔓延し感染者は1万人を超え宮崎県は全国5位の発生率となっています。そのため2024年前半だけで先天梅毒による2例の死産が発生しました。また若年女性のHPVの感染で起きる子宮頸がん、および人工妊娠中絶が多く性に関する課題が山積しています。そこで今後社会を支える若い世代への性教育を含めた妊娠前の幅広い教育、いわゆるプレコンセプションケアの必要性を強く感じます。2026年9月1日、2日には宮崎市の宮崎観光ホテルで「第48回 性教育指導セミナー全国大会」を開催予定で現在、鋭意準備中です。「包括的性教育」をテーマとし開催を機に宮崎県に性教育を根付かせていきたいと思います。

 2022年4月から積極的勧奨が始まったHPVワクチンは皆様のご協力のおかげで接種率は急速に回復しています。この普及により今後、県内の子宮頸がんの急速な減少が見込まれさらに定期接種の拡大・定着を図って参ります。医療経営的な問題として分娩費用への保険適用が2026年を目途に行われる予定です。しかしまだどの様な形で行われるのか未確定で不安要素となっています。すでに現場には混乱を招いており果たして本来の目的である少子化対策に繋がるのか慎重な議論を希望します。他、緊急避妊薬のOTC化(薬局での販売)、人工妊娠中絶薬の採用等、確実に政策は進んでいます。状況を把握し会員および県民の皆様には今後もアップデートした情報を届けて参ります。

 当医会の活動にあたり各自治体の担当の方、助産師会、薬剤師会、歯科医師会の皆様、小児科医会、内科医会、皮膚科医会の先生方には日頃から大変お世話になっております。今後はさらに各種団体との交流を活発化させ県内の課題解決に取り組んで参ります。

令和6年10月1日
宮崎県産婦人科医会 会長 川越靖之

概要

  • 所在地
    〒880-0023  宮崎県宮崎市和知川原1丁目101  宮崎県医師会館内
  • 電話
    0985-22-5118
  • FAX
    0985-27-6550